ＤＨＣ、ファンケルらの偽装効能表示に厚労省が指導

　「圧ダウン」、「風なし」、「肝エネルギー」──。

　一見、何のことか分かりにくいが、イラストなどとセットでこのような商品名を冠した、医薬品のような効果を暗示する健康食品が増えている。

　２００７年、４月１３日に厚生労働省から各都道府県あてに、健康食品の違法表示に対する改善指導を求めている通知が出された。



DHC社の「圧ダウン」。血圧を下げる効能を「血」という字を除きごまかそうとしている　業界大手のＤＨＣ、ファンケルをはじめ、小林製薬、明治乳業、味の素、アサヒビール、サントリー、サッポロビール、ハウス食品、ヤクルト各社に対して、５月末日までと、具体的な期限を設けたうえでの改善を求めている。

　問題となっている表示として挙げられるのは、例えば、「美肌グッド」、「ダイエットパワー」、「なめらか肌」など美容・ダイエット効果を示したもの。

　「コレステダウン」、「圧ダウン」、「糖ダウン」など、コレステロール、血圧、血糖値などの低減を暗示されるもの。

　「ふしぶし」、「楽節」、「健節」など、関節痛への効果を暗示したものや、「トイレ減」、「トイレアシスト」、「もれなし」など前立腺機能を暗示したものなどとなる。

オーマイニュースインターナショナル - 2007年5月30日

ＤＨＣ白金ナノコロイド